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  • 6:かさねの色目6
    平成21年3月24日
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2018年3月 2日 (金)

【究極の】裙帯比礼の物具装束(2-1)【女房装束】

…内侍二人出づ。その日の髪上げ、うるはしき姿、
唐絵ををかしげにかきたるやうなり。
左衛門の内侍御佩刀とる。
青色の無紋の唐衣、裾濃の裳、領布・裙帯は浮線綾を櫨緂に染めたり。
表着は菊の五重、掻練は紅、
…(中略)…、
弁の内侍はしるしの御筥。
紅に葡萄染の織物の袿、裳・唐衣さきのと同じこと。

                 
                新潮日本古典集成 『紫式部日記・紫式部集』より

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

さて、午後からは再度物具装束でゴザイマス。
どうせ二回やるならメイクも装束もガラッと変えたかったので、
一旦メイクは全部落とし、改めて白塗り&眉潰ししてもらっての殿上眉。
前回マロ風メイクやってもらった時も似合わないなぁと思ったけど、
やっぱり今回も似合わなかった(爆)
でもやりたかったし楽しかったのでOK。

単は濃萌黄、五つ衣は紅の匂?薄様?
山吹色の打衣に朱色の表着。
表青(縹)裏赤の唐衣。
袴はやっぱり紅色で。

P1170806_1
自分の中の物具装束の原点でもある、
『日本女性服飾史』ないし『日本服飾史 女性編』の
物具装束に近づけたかったので、表着は赤系をチョイス。

006_2
頭の宝冠に見立てた飾りは今回は外してもらいました。
こちらの檜扇は持参したものです。

Dsc02439_1_3
某装束店さんに「平安時代風に」とお願いして誂えていただいたので、
近世以降のいわゆる大翳よりもふた回りほど小さいですが、
とても軽くて実用的(?)な檜扇です。
(参考にしてもらった扇面の絵は室町期のだけど)

007_1
主上に唐菓子たてまつる内侍。

P1170802_2
唐菓子つまみ食いする内侍。
(片膝立てて座ってます)

P1170812
「ねぇねぇ、唐菓子あるんだけど食べる?」な感じで
几帳の向こうの同僚に声をかける内侍
あぁぁああぁ、この袖のたわんでる感じとか最高じゃないですか!?


需要あるかわからないけど、
片膝立てて座ってる写真垂れ流し。
正座は室町時代後以降一般的になった座り方で、
平安時代の女性は片膝立てた座り方が普通だったそうな。

P1170794_1
装束を着た状態で片膝立てて座るのって、
腰をどこに落ち着けたらいいのか毎回結構悩む…。
そして袖の単と五つ衣の混ざり具合が(*´Д`)ハァハァ

P1170796_1
ちょっぴり俯瞰で。
この整えてない衣のしわ寄った感じとか!!

P1170798_1
自分の膝に寄りかかって座ってます。
現代だとお行儀悪いって言われちゃいそうな
か~な~り、くつろぎモード。


もう少し続けてもいいですか?

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