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2009年9月16日 (水)

公家文化がこの先生きのこるには

きのこの美味しい季節になって参りました(´∀`)

さて、歌道(和歌)の流派としての冷泉家ってどなの?と思ってwiki(ちょw)で調べてみたらあまり大したことないふうに書かれていて驚いたしのぶです。こんばんは。
中世以降(それ以前もだけど)の和歌社会には恐ろしく疎いものでスンマセン(;´ρ`)

そんな事を急に調べたくなった理由はコレ↓

『冷泉家・蔵番ものがたり「和歌の家」千年をひもとく』を読んだからです。
筆者は冷泉家の現当主。
当主とはいえ婿養子(しかも40代でご結婚されたらしい)でして、視点が完全に冷泉家の人間になりきれてない(なろうとしている真っ最中の)微妙なブレが読んでて面白かったです。
顕著なのが御影に対する考え方かの…
近代美術史専攻の研究者なだけあって美術品としてしか捉えていなかったりとか('Д')
流石に今は違うようですが。

しかし…先代との節分の時のやりとりのエピソードは先代の気持ちを思うと泣けた。。
先代の詠まれた和歌があまりにもわかりやすすぎるだけになおさら…
もう標語状態でも何でもいいから返歌してあげればよかったのに~(つД`)
他に「給料が瓦や塀に化けた」発言とか、情景妄想してたら思わず先代に萌えそうになr(自重><)


で、だ。
東京都美術館で「冷泉家 王朝の和歌守展」があるんですが…日程がねぇ…
10月に東京に行くチャンスがありそうなんですが、たぶん上旬か遅くて中旬。
和歌守展は10月24日~…
何で名古屋には来ないんだよorz
名博も最近ろくな特別展やらねーし(自分の守備範囲という意味で)、もうね;;
来年の京都文化博物館でやるときに見にいけたらいいな(つД`)



あ、肝心の本の内容だけど、
第一部が冷泉家の歴史で、第二部が継承してきた文化的なもの…典籍類や住宅・歌道や年中行事についてでした。
なんか現代の相続税等の税金がらみの話とか修繕修復に絡む金の話が妙にリアルで生々しく、現実問題として有形無形の文化財を伝えていくご苦労が滲み出てました。

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