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2005年8月15日 (月)

行成の和歌(1)

寛和二年内裏歌合に       権大納言行成

  漁り火の浮かべるかげと見えつるは なみのよる知るほたるなりけり

訳:漁り火が浮かんでいる光だと見えたのは、波の寄る夜を知る螢なのだった
※「よる」に、寄せる波の「寄る」と漁り火の縁語「夜」を掛ける。

寛和二年(986)6月10日の内裏歌合で詠んだ歌です。
行成この時なんと15歳!
数えで15歳だから満年齢だと14、下手すりゃ13歳です。
中学二年生だよ、中二!
ちなみにこの時の歌合、斉信・公任・道長も参加していたらしい。
それより何より、この年、この月といったら『花山天皇退位事件』じゃないですか!
兼家の意を受けた道兼に騙されて花山天皇が出家してしまうのはこの月の23日で
す…

さて、通釈を紹介するだけではなんなので電波解釈を
最初注釈書を見ずに適当に解釈しようとしたら「なみのよるしる」という言葉を上手
く訳せずつまずきました。
何に引っ掛かったのかというと「なみ」と「よる」と「しる」です(全部じゃん)
「なみ」が「波」なのはともかくとして「並み」でもあるんじゃないかと思ってしま
い、さらに「よる」は私の脳内では「夜」しかなくトドメの「しる」に「男女の交わ
りをする」の意味があるのを辞書で見てしまった。
さらに「ほたる」は恋に身を焦がすという形で和歌に詠まれることが多い云々…とい
うのを思い出したりして出した結論が、
「漁り火みたいにゆらゆら揺れてる灯りは一体何かと思ったら、世間一般の恋心
(つーか男女の交わり)を知ってしまった萌え燃えの男がうろついているのでした」
というしょーもないシロモノ(爆)
こんな意味の歌を内裏歌合に詠む中学二年生なんてヤダってことで却下です却下。
言い忘れてましたが『続古今和歌集 夏歌』に収録されている勅撰歌です。

こんなザマで、本当に注釈書がない和歌の解釈は一体どうなるのやら……

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