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    平成21年3月24日
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2005年8月15日 (月)

行成の和歌(4)

     東三条院石山にまうでておはしましけるに秋のつくる日
     人々うきはしといふ所にまかりて帰りがてにして歌よみ
     侍りけるに

                          権大納言行成

  君が世に千たび逢ふべき秋なれど けふのくれをばをしみかねつも   

訳:東三条院さまの世に千度めぐり来る秋ではありますが、
  今日が日暮れてしまうのを惜しんでも惜しみきれません

今回のは注釈書を見付けてきておりませんので、電波垂れ流しなのをあらかじめお詫
しますm(_ _)m

東三条院藤原詮子の石山寺参詣にお供した際に「うきはし(浮橋?)」というところ
で詠んだ歌。
詮子は石山寺がかなりお気に入りのようで、秋に行ったのだけでも長徳二年(99
6)九月下旬・長徳三年八月上旬・長保二年(1000)九月中旬と三回もありま
す。
このうち長保二年は行成は同行していないので却下。
長徳三年は日程的に微妙(ちょうど詮子が石山に行ったと思しき日の記事がないので
すが、その直前後の記事がクソ忙しそうで呑気に石山詣でにくっついて行ってるバヤ
イじゃなさそうなのと、旧暦とはいえ八月上旬ではまだ紅葉とかしてなさそうで、惜
しむほどのものはなさそう…)なので保留。
長徳二年の記事は丸々残っていないので、(『権記』からは)確認は取れませんが、
時期的にも可能性はこっちの方がアリかな?と(ただ、この年だと、伊周隆家の左遷
騒ぎでバタバタしてますけどね…)
とすると、行成25歳・蔵人頭左中弁の時の歌?
もし勘違いも甚だしすぎだったらツッコミ下さい。

『新拾遺和歌集巻七 賀歌』に採られているだけあって、上の句あたりが長寿を言祝
いでおります。
勅撰集に採られてはおりますが、出来の方としてはいかがなんでしょう?
個人的には、ほのかにゴマの香りのするフツーの歌だなと思います(←ナニサマ)

むかし行成の和歌を調べた時のメモに、何故かこの和歌と一緒に藤原公任の「我だに
もかへるみちはものうきを いかで過ぎぬる秋にかあるらむ」という和歌“だけ”が
書きつけてありました。
何を意図してメモったのか自分……
調べてみたら『玉葉和歌集 秋歌』のようで、こちらは円融院が石山寺に詣でたとき
に、同じように「うきはし」で詠んだものらしいのですが、なんでこれを一緒にメ
モったのか、サッパリ思い出せません(爆)

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古典に見る藤原行成」カテゴリの記事

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