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2005年8月15日 (月)

行成の和歌(6)

   女の思ひに侍りける頃、石山に詣でて、詠み侍りける
                        権大納言行成

  都にて待つべき人も思ほえず 山よりふかく入りやしなまし

訳:都で待っていてくれる人もいるとは思えない。
  いっそ出家してこの石山よりも奥深く入ってしまおうか。

深い仲にあった女性が亡くなり喪に服していた頃、石山寺に詣でて詠んだ歌。
その女性とは…最愛の妻・源泰清女(姉君)だと思われます。
確定はされていないようなのですが。
でも彼女以外に行成をここまで嘆かせる女性が他にいるとは思えません。
以前「孟光」ネタでもちょっと触れましたけど、源泰清女(姉君)が亡くなったのは
長保四年(1002)十月十六日です。奥さん没後に石山寺へ詣でているかと『権
記』をチェックしてみたら、十二月五日に石山寺に詣で八日に帰京したとあります。
なので、この和歌が詠まれたのはその時でしょう。
ちなみに前日の十二月四日に行成は、泰清女(姉君)の七七忌(四十九日)の法事を
しています。
この歌は『続古今和歌集 哀傷歌』に採られた勅撰歌です。

行成さまの詠んだ歌の中で最も好きな和歌の一つです。
円融院葬送の際に詠んだ「遅れじと~」の歌もですが、彼って変に技巧に走った和歌
よりも心情をそのままに吐露した和歌の方が個人的に好きですね。
なんにせよ、行成さまにここまで言わしめる泰清女(姉君)
…女冥利に尽きるというか、マジで羨ましいです

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